歯周病と全身疾患

皆さん初めまして。
今年の3月から当院に勤務さて頂いております、歯科医師の松本です。
宜しくお願い致します。

本日は歯周病と全身疾患についてのお話を致します。

歯周病が全身にもたらす影響、逆に全身が歯周病に与える影響についての様々な研究が進められてきました。
歯周病原因菌によって、歯の周りの組織に炎症が起き、歯と歯茎の間に深い歯周ポケットが形成されます。
この歯周ポケットと呼ばれる溝から、細菌自体もしくは細菌が産生する毒素が血管に入り、血流に流れ込みます。これが全身の組織や臓器に何らかの影響を与えると考えられています。下記に、歯周病と関連すると言われている全身疾患の代表例を挙げます。

【心疾患】
重度の歯周病になると、血管内に入った歯周病原因菌による炎症から、血管内に血栓ができやすくなるため、動脈硬化を進行させ心筋梗塞や狭心症などといった心疾患を引き起こす原因の一つとして考えられています。

【糖尿病】
糖尿患者様のインスリンの働きを邪魔して、血糖値のコントロールが困難になり糖尿病を悪化させてしまう可能性があります。

【早産・低体重児出産】
妊婦さんの場合、歯周病原因菌による口腔内の炎症が胎児の成長に影響し早産を引き起こすといわれています。

まだまだ歯周病と全身疾患の関係については、解明されていない部分もありますが、歯周病は上記含めた様々な病気のリスクファクターの一つであると言われています。
歯周病は自覚症状の乏しい病気ですが、歯科医院での定期健診・お口のお掃除(歯石除去)や日頃から正しいブラッシングを行いましょう。歯周病予防に努めることは、お体の健康にも繋がることと思います。

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