こんにちは。衛生士長の赤岩です。
5月といえばゴールデンウィーク。
連休を使ってお出かけなどを
予定している方も
いらっしゃるのではないでしょうか?

 

忙しい日々が続くと、
ホルモンバランスが乱れることがあるので、
時にはしっかりと休息をとりましょう。

 

さて、このホルモンバランスの変化
とりわけ女性において、
生涯を通して心身に
さまざまな影響を与えます。
そして、その影響は時に
お口にも及ぶことがあるのです。

 

今回は女性の生涯における
「女性ホルモンとお口の健康」について
ご紹介していきます。

 

 

思春期:女性ホルモンの影響は歯ぐきから

 

思春期は、
女性ホルモンの分泌が活発になり、
からだの成長が加速する時期です。

そして、この時期は、
歯肉炎の発症に
注意する必要があります。

 

 

 

歯周病の原因菌の中には、
女性ホルモンを栄養素として
好む菌が存在するため、
思春期に歯肉炎を
発症しやすくなってしまうのです。

 

この歯肉炎を放置すると、
やがて歯周病へと進行し、
最悪の場合は、歯が抜け落ちる
可能性もあります。

 

 

妊娠期:赤ちゃんのためにも気をつけたいこと

 

妊娠期は出産に向けて
喜びを感じる一方で、
女性ホルモンの変化も
大きくなることで
さまざまな身体的症状に
悩まされることがあります。

 

この時期は女性ホルモンの
分泌が増えるため、
先の思春期同様に、
歯肉炎の発症に注意が必要となります。

 

そして、妊娠期に歯肉炎が進行して
歯周病になると、
早産や低体重児のリスクが高まることも
明らかになっています。

 

この歯周病による
早産や低体重児出産のリスクは、
喫煙やアルコールを
はるかに上回る高さであることが
明らかになっています。

 

そのため、妊娠期は
お口のケアに細心の注意が
必要と言っても過言ではありません。

 

 

 

更年期:「お口の渇き」と
「骨の衰え」に要注意

 

更年期は女性ホルモンが減少することで、
お口の健康に影響を及ぼします。

 

その中でも代表的な症状のひとつが、
「ドライマウス」です。

 

ドライマウスとは、
だ液の分泌が少なくなり、
お口の中が乾燥する状態です。

 

これにより、口臭や味覚障害、
食べものが飲み込みにくくなるなどの
不快な症状を引き起こされます。

 

さらに、ドライマウスによる
乾燥状態が続くと、
口腔内の細菌が増えやすくなり、
むし歯や歯周病のリスクも
高まってしまいます。

 

そして、更年期に注意したい
もうひとつの症状が
「骨粗しょう症」です。

 

骨粗しょう症は、
全身の骨が弱くなり、
やがて骨折しやすくなる病気で、
50歳以上の女性においては
3人に1人が発症するとも
言われています。

 

発症すると
歯を支える歯槽骨も弱くなり、
歯周病も進行しやすくなってしまいます。

 

 

お口は「全身の健康の入り口」

 

女性の生涯において、
お口の健康維持は
切っても切れない関係にあります。

 

そのため、日ごろから
自分のからだの変化に目を向けて、
日々の丁寧なセルフケアと、
歯科での専門的なチェックを
欠かさないことが大切です。

 

 

 

徹底したお口のケアを通じて、
生涯を元気に過ごすための
第一歩を踏み出しましょう!

 

 

 

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