金歯の話

金歯

こんにちは。
大崎シティデンタルクリニックの歯科医師の三留です。

虫歯で失われた歯を修復する方法色々あります。

最近の大きな潮流はやはり審美歯科治療です。
いかに美しく歯を修復するか、業界全体でしのぎを削っています。

 
もちろん、周りの歯と同じく自然な色合いで歯を治すにこした事はありません。

しかし、見た目の善し悪しを気にしなければ、他にも優れた治療法はあります。

噛み合わせの力(咬合力と言います)は、とても強大で歯ぎしりが強すぎる人は虫歯で悪くなっていない健全な歯でも削れたり、欠けたり、ひどいと真っ二つに割れてきたりもします。

見た目の美しいセラミックも十分な強度を持っています。しかし、歯ぎしりをマウスピースなどでしっかりと防御してあげないと欠けたり、外れたり、破損してくる事もあります。

咬合力がとても強いタイプの方だったり、奥の歯で見た目を気にする必要が無い場合など、私は金合金を使った修復をおすすめすることが多いです。

金合金は適度な硬さと粘りを兼ね備えています。

強い咬合力にさらされても歯に馴染みながら、天然の歯と同じようなスピードで摩耗していきやすいため、非常に長期間安定して使用出来る事が多いです。

金歯

金歯

写真は金合金の詰め物を装着する前後の状態です。

その一本後ろの歯にも金合金が装着されていますが、驚くべきことにこの詰め物は30年以上前に入れられたものだそうです。

もちろん患者さんによってお手入れの状態や食生活も千差万別ですから、必ず全員これほど長期に持つかどうかは断言できません。

しかし、ある一定の条件さえ揃えば非常に長期に渡って機能する金合金の修復物は多いです。

また金合金は、化学的にも安定しており錆びにくく、二次的な虫歯にもなりにくい材料です。

金歯というと

  • 年寄りくさい
  • 色が目立つ
  • なんか成金ぽい

と非常に敬遠されます。

また我々歯科医師側も

「白くて綺麗ですよ」

と安易にセラミックを勧めがちです。

しかし適応さえ間違えなければ、金合金は優れた性質を発揮します。

もちろんセラミックも優れた性質を持った材料です。

適材適所、材料を上手く使い分けてあげることで、より長期的に皆様のお口の中の環境を保つことが出来ると言えると思います。

保険外のセラミックや金合金も永遠に機能することを保証することは到底出来ません。

しかし保険診療で使用を許されている材料よりはダントツに優れた性質を持っています。

優れた材料は傷みにくくお口の中で長期的に安定しており、再治療になる確率を下げることが出来ます。

保険診療は安価であること以外にメリットはありません。

傷みやすい材料を入れて、だめになるたびに何度も削り直して処置をして、最終的には抜歯になるケースを我々は嫌というほど見ています。

再治療のサイクルを延ばすことが自分の歯で長く食事を楽しむことに繋がるのだと思います。
 

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