こんにちは。大崎シティデンタルクリニック、歯科医師の山口です。

今回から歯肉歯槽粘膜形成術についてのお話になります。

歯肉歯槽粘膜形成術とは

唇をめくりよく観察すると、歯茎はピンク色をしたいわゆる歯肉の部分と、その根元側のやや暗い色をした部分の2つに別れていることがわかります。前者を角化歯肉、後者を歯槽粘膜と呼び、その境界を歯肉歯槽粘膜境と言います。

角化歯肉(正確にはそこから歯周ポケットの深さを差し引いた付着歯肉)の幅があることは歯周組織の健康を維持するために必要と考えられています。歯周病等により角化歯肉が失われた場合、形態的・機能的に適切な角化歯肉幅を回復する必要があります。そのために行われるのが、歯肉歯槽粘膜形成術です。また露出してしまった歯の根を被覆するためにも行われます。

次回からは、複数ある歯肉歯槽粘膜形成術の術式についてお伝えする予定です。

当院では専門性の高い本格的な歯周治療と、丁寧なブラッシング指導を行っております。
是非定期的にご来院いただき、皆様の口腔と全身の健康状態を良好に保つ一助となれば幸いです。

大崎シティデンタルクリニック 山口