こんちには。

大崎シティデンタルクリニック歯科医師の山口です。今回は歯周外科のひとつである、新付着術についてご紹介します。

新付着術は他の歯周外科手術同様、SRPと呼ばれる歯肉の下に付着した歯石を取る治療を行っても深い歯周ポケットが残ってしまった場合に行われます。

適応

SRPが終わっても4〜6mmの歯周ポケットが残っており、炎症が歯を支える歯槽骨よりも上に限局しているケース。大臼歯部では歯槽骨への処置が必要になることが多くフラップ手術が行われるため、適応としては一般に前歯部となる。

術式

麻酔下で歯周ポケット底を確認し、歯周ポケット底の歯根表面に向けて全周に切開を行う。切開された炎症のある組織をキュレット型スケーラーで掻爬、除去する。除去完了後、歯肉を縫合する。

治癒

歯肉の収縮により歯肉の退縮が起こる。新付着術という名前がついているが、実際には元の状態に戻るわけではなく、再び細菌の感染が生じやすい。

当院では専門性の高い本格的な歯周治療と、丁寧なブラッシング指導を行っております。
是非定期的にご来院いただき、皆様の口腔と全身の健康状態を良好に保つ一助となれば幸いです。

大崎シティデンタルクリニック 山口