こんにちは。
大崎シティデンタルクリニック、歯科衛生士の渡邉です。

突然ですが、皆さんは自分の歯が何本残っているかご存知でしょうか?

分からない方の方が多いのではないでしょうか

以前から清掃補助用具については、しつこいほどにお話ししていますが
私たちが歯を磨きましょうとお伝えしているのは
1本でも多くの歯で、長く過ごしていただきたいと考えているからです。

8020運動はみなさん聞いたことがあると思います。
80歳になっても自分の歯を20本以上保とうという取り組みです。
しかし、グラグラと揺れている歯や虫歯でボロボロになった歯を残していても
満足に食事することは出来ませんね。
何本残っているかも大切ですが、より大切なのは満足に食事できる歯を多く残すことだと考えています。

当院では、患者様にご自身のお口の状態を知っていただくために
虫歯や歯周病リスクがわかる唾液検査をおすすめしたり
お口の状態により、歯ブラシ・清掃補助用具(フロス・歯間ブラシ・タフトブラシ)・歯磨き粉・うがい薬の使用をご提案しております。

ここで間違えていただきたくないのは
私たちは”利益を考え販売を促進”しているのではなく
リスクを最小限に抑え、一緒に歯を守っていきたいと考え、
さまざまな治療法・セルフケアグッズのご紹介をしております。

もちろん私たちにはノルマもなければ、利益を考えて勧める事もありませんので
紹介されたものをドラックストアやネットで購入していただいても良いと思っております。

自分の歯を知ることが健康の源

予防歯科で有名な歯科医師のお言葉です。
今、虫歯や歯周病は生活習慣病とされています。
同じ生活習慣病の高血圧や糖尿病の方が
血圧や血糖値を分からずして治療が出来ないように
虫歯や歯周病もどこが磨けていて、磨けていないか
わからずして次の治療というステップには進めないのです。

そのため当院では最初にブラッシング指導を行なっております。(痛みのある方にはその処置を優先しております。)
“とにかく治療だけ進めてほしい”
“なぜブラッシング指導を受けないといけないの?”
と思っている方が多いと思いますが
治療だけを進めても、その治療が必要になってしまった原因を潰していかなければ
繰り返し虫歯や歯周病にかかり、歯を失うことになってしまうのです。

次回からはまた清掃補助用具について
ご紹介していきます。
これを見て自分の歯が何本あるのかなと疑問に思った方は歯科医師、歯科衛生士に確認してみて下さい。1本でも多く健康な歯を残していきましょう。

大崎シティデンタルクリニック
歯科衛生士 渡邉