みなさん、こんにちは。

大崎シティデンタルクリニック

歯科医師の松本です。

 

本日は、歯周外科手術の1つ「フラップ手術」について、実際の私の症例写真を使いお話致します。

歯周病の治療は、「歯周基本治療」と「歯周外科治療」2つのカテゴリーがあります。

「歯周基本治療」とは、歯周病の原因を除去し、症状をある程度改善する事を目的としています。

具体例としては、歯科医院で歯科医師又は歯科衛生士が行うクリーニングであったり、皆さんが毎日行っているブラッシングも「歯周基本治療」の1つに入ります。

つまり、「歯周基本治療」の目的は「徹底的に歯科医師・歯科衛生士と患者さんが共に歯周病を改善しよう‼︎」という事です。

大崎シティデンタルクリニックスタッフ

それに対し「歯周外科治療」は残念ながら歯周基本治療では改善しなかった歯周病に対して行われる治療です。

これは原因となっている歯石が歯周ポケットの深くにあるため、普段のクリーニングでは取りきれない事が1つの理由です。

 

フラップ手術は数ある歯周外科の中でも、深くにある歯石や炎症生組織を徹底的に除去することを目的として行います。

 

 

①切開する前の状態

     大崎シティデンタルクリニックスタッフ

②麻酔をして歯茎を切開します。直接目で、歯茎の中を確認出来るので確実に歯石・炎症性組織が除去可能となります。

大崎シティデンタルクリニックスタッフ

③切開した歯茎を糸で緊密に縫合 します

 

歯周病と診断された方が全て、上記の様な外科手術を受けなけれならない訳では無いです。

もしも、外科手術が必要と診断された場合は歯科医師・歯科衛生士に十分な説明を聞いた上で、治療を進めて下さい。

大崎シティデンタルクリニック   歯科医師 松本