こんばんは
大崎シティデンタルクリニック歯科医師の赤木です。

「治療途中で行かなくなっちゃったんだよね・・・」

↑↑タイトル↑↑のこの言葉、

しばしば耳にすることがあります。

理由は人により様々。

  • 痛くなくなった
  • 予約を忘れちゃった
  • 担当の先生が居なくなった
  • 引っ越しちゃった
  • そもそも通わされる理由がわからない

等々…
人により様々です。

定期的に通う理由については

まあ、

前回の渡邉先生のblogでも

ご覧いただいて…

https://www.ohsakicity.dental/673.html

 

特に今回注目していただきたいのは

治療途中でやめてしまった歯の事です。

まあ、

中断したところで

1ヶ月くらい空いたくらいであれば

そこまで大きな問題にならないことが多いのですが
(↑もちろん、例外はありますよ!)

人によっては

年単位で空いてしまっていることも。

例えば虫歯の治療の場合、

最終的な詰め物を入れるまでは
仮の詰め物をしている場合が
ほとんどです。

仮の詰め物というものは、
最終的な詰め物が入るまでの

「その場しのぎ」
なので

「次の予約まで持てばいい」
というものなのです

え!
仮の詰め物が

「取れなかった」
「痛くなかった」?

幸運でしたね。

長期にわたり放置された仮の詰め物は
ほぼ間違いなく隙間が出来るので、

(治療の度に取る/仮だからそもそも精度なんて考えてない)

その隙間の下には

虫歯こそ取ってあるけれども
無防備な歯質が露出しているのです(大泣き

ということは

虫歯になりやすい
(=簡単に進行してしまう)

ということ。

ただでさえ、
元々虫歯になってしまう条件のところに

餌場を与えて細菌を培養しているようなものですよ!!

なので
大抵

前の治療予定よりも

1段階進んだ治療をしなければならないことが多いのです。

しかも、
治療段階としてはまた虫歯を取る段階に逆戻りしなければならず…。

(場合によっては最終段階、つまりは抜歯という選択肢を取らざるを得ないことも・・・)

当然、回数もかかります。

治療を止めてしまったらそこから再開できるというわけではないので

「次で終わりって言われたのに??!」


なってしまいがち

こうなってしまわないように
転勤や引っ越しなどが有る場合には

わかり次第お伝えいただけますと
こちらとしても

治療を切りの良いところで終わらせたり

やむを得ない場合には

転勤先でスムーズに治療が行えるように
経緯を示したご紹介状などを
用意出来ますので

転勤・異動シーズンにはちらっと

通っているクリニックのことも

頭の片隅に置いていただけると
幸いです。

赤木真理