こんにちは。
大崎シティデンタルクリニック、歯科衛生士の渡邉です。

今日お話ししていくのは、前回に引き続き
院内での歯科治療器具の感染予防対策についてです。

この春、3年ぶりにマスクが外せるようになり
歯科への通院を考えている方も多いのではないでしょうか。
歯医者さんを選ぶとき、自身のお口の中に使われる器具の消毒や滅菌について気になる方も多いと思います。

そこで今回は大崎シティデンタルクリニックで使用している器具について紹介していきます。

基本セット

この基本セットはお口の中を見る時には
必ず使うのでみなさん目にしたことがあると思います。
当院ではディスポーザブルといって、いわゆる使い捨て品を一人ひとりに使用しております。

サライバエジェクター

エジェクター(細い管)はお口の中に溜まったお水を吸う管です。
よく聞くバキューム(太い管)と同じ用途ですが
バキュームより細く、曲げることもできるため
より奥の方や細かいところのお水も吸うことができます。
一般的にバキュームは滅菌ができますが
このエジェクターは滅菌を繰り返すと変形してしまうため滅菌には向きません。
当院ではエジェクターもディスポーザブル製品を使用しております。

ラバーカップ

これはクリーニングの時に歯面を磨く器具です。
コントラにつけて回転させることで歯面を磨いていきますが
コントラは滅菌することができますが
ラバーカップはゴム製のため滅菌ができません。
当院ではラバーカップもディスポーザブルで
一人ひとり新しい物を使用しております。

ハンドピース類

ハンドピースとは、タービンやコントラの総称で
歯を削ったり、磨いたり歯科治療には欠かせない器具です。
このハンドピースの消毒、滅菌は工程が多く
一般的に、洗浄→内部へのオイルさし→オートクレーブによる滅菌を終えるまでに、約1時間かかります。

2017年に行われた歯科医院への調査では
“ハンドピースを患者様ごとに交換している”と回答した歯科医院は50%ほどでした。

当院ではタービンやコントラはそれぞれ約15本ほど管理しているため、洗浄・滅菌を行い一人ひとり交換して使用しております。

大崎シティデンタルクリニック
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この他にも、紙コップ、エプロン、グローブはもちろんディスポーザブルのものを使用しております。

大崎シティデンタルクリニックでは
今通院している方も、これから通院を考えている方にも
安心して治療を受けていただけるよう引き続き感染予防対策を行っていきます。

大崎シティデンタルクリニック
歯科衛生士 渡邉