最小か最大か

大崎シティデンタル 噛み合わせ

こんにちは。歯科医師の三留です。

歯科医院に訪れる患者さん達の
主訴(患者の自覚症状のうち現在最も苦痛とすること:Oral Studio歯科辞書)
は様々です。
・詰め物が取れた
・歯茎が腫れた
・痛くて噛めない
などです。

小さな詰め物が外れただけでそこだけやり直せば良い場合もあります。
しかし、苦痛を感じている場所とその原因となる場所が異なる場合もあります。

写真の患者様は上の前歯が揺れる、痛くて噛めないという主訴で来院されました。

 

大崎シティデンタルスタッフDSC_3837

 

お話を伺うと下の入れ歯は具合が悪く、長いことされていない、とのことでした。

つまり奥歯の噛み合わせがなく、上下の噛む力のすべてが前歯に集中していたため
歯茎が支えきれずに揺れて痛みを出していたのです。

上の前歯を支えに入れてある上の入れ歯も決して良い状態とも言えず、無理をして
保存しても今後のお口の中全体の健康を考えた時にプラスにはならないと判断し抜歯をして上は総入れ歯。
下は残った歯を生かした部分入れ歯を装着してとにかく奥歯でしっかりと噛み合わせの力を受けられる
ように、と治療方針を考え下のような入れ歯を装着しました。

 

大崎シティデンタルスタッフDSC_4345

 

一度に大きく環境が変わったため、多少の戸惑いは感じられたようですが、
奥歯の噛み合わせが回復したことと、痛みの元である上の前歯を抜歯したことで
揺れや痛みを感じることなく快適に食事を摂ることができるようになった、と
おっしゃっていただけました。

主訴だけを見て最小の治療として上の入れ歯を調整したり歯茎の治療をすることで
多少の改善はできたかもしれません。
しかし原因を取り除き長く健康な状態を保つために最大の治療を行うことで
良い結果が得られることもあります。

 

 

 

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